日本の食卓からマグロが消える日
- 作者: 星野真澄
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2007/01
- メディア: 単行本
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昨年末にNHKのクローズアップ現代でやってたのの書籍化。番組ではマグロとその周辺という話でしたが、それ以上に日本の水産業の危機と中国での水産資源の需要の急増とかそんな話も含めて、かつての「サカナ喰うのは日本人だけ、だからやりたい放題*1」から「世界各国としのぎを削って競い合う国際市場へ変貌した」と言ってもいいのではと思いました。
日本では商品として買って貰えないローソクサバを日本よりも高く買い取ろうとする中国人バイヤーとのやり取りなんかは「いいから売っちまえ。まずはてめぇのお飯が大切だ」と言いたくもなります。国家戦略的にはあかんのかもしれんけど。
*1:これは言い過ぎだけど、買い手市場だったのは間違い無い