sander's blog

まーなんだ、とりあえず作ってみたよ

ストリート・ボーイズ

ストリート・ボーイズ (新潮文庫)

ストリート・ボーイズ (新潮文庫)

昨日の移動時間に読み終えた本。

1943年9月。ムッソリーニが失脚したイタリアではドイツ軍が暴虐の限りを尽くしていた。なかでも、連合軍の拠点港となりうるナポリは完全破壊の対象とされた。何世紀にもわたって侵略の魔手に耐えてきた古都に機甲師団が迫る。だが、市内に隠された300名の子どもたちに、屈服するつもりはなかった――。第二次大戦史に輝く“奇跡の四日間”をベースに描く感動の戦争アクション。

題材が題材なんで出て来るキャラが悉く死亡フラグが立ちまくりです。実際にどんどん死んでいくわけですが。年端のゆかぬ子どもたちがナチスの最強と謳われた機甲師団を相手に互角以上の戦いを繰り広げるわけですが、痛快ではあっても爽快にはなれない単純ではないお話。ジョージ・クルーニーで映画を撮るという話があるそうで、確かにはまり役だけどさすがにちょっと歳食ってないか?という気分。作者のロレンゾ・カルカテラは『スリーパーズ』の原作者でもあります。